サポート終了のお知らせ:現在 EMP ツールを使用しているお客様は、EMP ツールのサポートが終了する 2025 年 4 月 30 日まで、引き続きツールを使用できます。
EMP ツールからの移行を支援するには、AWS アカウントマネージャーに連絡するか、 microsoft@amazon.com に電子メールを送信してください。

Windows Server 向けサポート終了移行プログラムのよくある質問

AWS の Windows Server 向けサポート終了移行プログラム (EMP) とは何ですか?

Windows Server 向け AWS EMP は、お客様がコードを変更することなく、レガシー Windows Server アプリケーションから Windows Server の最新のサポートされているバージョンに AWS で移行できるように支援するプログラムです。このプログラムでは、Windows Server 2003、2008、2012 で実行しているアプリケーションを移行するためのテクノロジーと専門家によるガイダンスを提供します。EMP のテクノロジーでは、アプリケーションを基盤となる OS から切り離すことで、お客様が重要なアプリケーションを AWS で Windows Server の最新のサポートされているバージョンに移行できるようにします。 

Windows Server 向け EMP を使用するメリットは何ですか?

Windows Server 向け EMP では、レガシーアプリケーションを基盤となる Windows Server オペレーティングシステムのバージョンから切り離すことで、レガシーアプリケーションを将来も使用し続けることができるようにします。つまり、サポート対象外のバージョンであっても、サポート終了が近づいているバージョンであっても、Windows Server の特定のバージョンで実行しているアプリケーションを Windows Server の最新のサポートされているバージョンに簡単に移行できます。コードの変更は不要です。古いバージョンの制限付き延長サポートを購入して、サポート終了による避けられない問題を先延ばしにする必要はありません。

Windows Server 向け EMP では、古いバージョンのオペレーティングシステム、レジストリ、ライブラリ、その他のファイルとの依存関係が強いアプリケーションなど、非常に複雑なアプリケーションでもサポートします。Windows Server 向け EMP では、インストールメディアまたはコードを使用できるかどうかに関係なく、アプリケーションのアップグレードを支援します。

開始する方法を教えてください。

お客様は、セルフサービスオプションとして、または AWS パートナーもしくは AWS Professional Services と組み合わせて、EMP ツールを自由に使用できます。また、レガシーアプリケーションを自らパッケージ化することを計画しているお客様は、こちらからユーザードキュメントをご覧いただけます。お客様は、このリンクを使用して、リクエストを通じて AWS に連絡することもできます。AWS でお客様のご依頼を確認し、次のステップに関してご連絡いたします。

Windows Server 向け EMP に参加することに関心をお持ちの AWS パートナーの方は、AWS 担当者までご連絡ください。

Windows Server 向け EMP の仕組みを教えてください。

AWS パートナーまたは AWS Professional Services で EMP を使用することを計画しているお客様の場合、レガシーアプリケーションは次の手順を使用して移行します。

  1. アプリケーションの評価: アプリケーションの要件とテスト条件を AWS パートナー/プロフェッショナルサービスの専門家に提出し、レガシーアプリケーションの強固なパッケージ化と移行を行えるようにします。AWS チームで、セキュリティ、構成、ネットワーク、ファイアウォール、ライセンス設定に関するアプリケーション要件を収集し、アプリケーションのパッケージ化プロセスを開始します。
  2. 互換性のパッケージ化: アプリケーションの評価後、AWS の専門家が EMP のテクノロジーとアプリケーションの評価段階で提供された情報を利用して、アプリケーションと古いオペレーティングシステムの間の依存関係を判断し、アプリケーションパッケージを作成します。このパッケージには、すべてのアプリケーションファイル、ランタイム、コンポーネント、デプロイツールなど、最新のオペレーティングシステムでアプリケーションを実行するために必要なすべてのものが含まれています。ただし、古いオペレーティングシステムからのファイルは含まれていません。さらに、パッケージには、アプリケーションから基盤となる Windows Server オペレーティングシステムに対して実行される API コールを解釈し、作成したパッケージ内のファイルとレジストリにリダイレクトするリダイレクトエンジンも用意されています。
  3. 移行: 最後の手順では、AWS の専門家が前の手順で作成したアプリケーションパッケージを最新バージョンの Windows Server が実行されている AWS の環境にデプロイします。また、運用のベストプラクティスを適用してワークロードの移行を加速させることで、リスクの低減と最終結果の向上を実現します。AWS クラウドへの移行後は、アプリケーション、プロセス、運用、コストの最適化に集中できるようになります。

EMP でパッケージ化されたアプリケーションをオンプレミスで実行し続けることはできますか?

EMP のテクノロジーを使用してアプリケーションがパッケージ化された後も、30 日間はオンプレミスでアプリケーションを実行し、テストすることができます。30 日が経過した後、アプリケーションは AWS に移行される必要があります。詳細については、こちらの AWS のサービス条件をご覧ください。

Windows Server 向け EMP の料金はどれくらいですか?

EMP ツールは無料で提供されます。お支払いいただくのは、AWS パートナーまたは AWS Professional Services で EMP のテクノロジーを使用してお客様のアプリケーションを AWS に移行する作業に対してのみです。料金の詳細については、AWS パートナーまたは AWS プロフェッショナルサービスにお問い合わせください。

Windows Server 向け EMP を使用してどのような種類のアプリケーションをアップグレード、移行できますか?

Windows Server 向け EMP は、Windows Server 2003、2008、2012上で動作する、自社開発、特注およびカスタマイズされた既製の (COTS) アプリケーションを含む、オンプレミスまたは AWS で運用されている幅広いアプリケーションをサポートします。EMP では、レジストリ、ライブラリ、その他のファイルなど、古いバージョンのオペレーティングシステムとの依存関係が強いアプリケーションを移行することもできます。Windows Server 向け EMP では、インストールメディアまたはコードを使用できるかどうかに関係なく、アプリケーションのアップグレードを支援します。

Windows Server 向け EMP ではどのリージョンがサポートされていますか?

Windows Server 向け EMP はすべての AWS 公開リージョンおよび GovCloud で利用できます。

EMP に最も適したアプリケーションは何ですか?

レガシーバージョンの Windows に依存関係があり、新しいバージョンの Windows でサポートされていないアプリケーションが主な EMP 候補です。EMP は、新しいバージョンの Windows で自己完結型のセットアップとして実行できる EMP パッケージで依存関係をパッケージ化する事によって基となる OS の依存関係を排除します。

すべてのレガシーアプリケーションで EMP を使用する必要がありますか?

一部のアプリケーションは、新しいバージョンの Windows と互換性があります。このようなアプリケーションの場合、通常、基盤となる OS をインプレースアップグレードする方法が最も簡単です。EMP は、新しいバージョンの Windows と互換性のないアプリケーションに適しています。

SQL Server のサポート終了 (EOS) データベースのアップグレードはどのように行われますか?

一般的に、EOS Windows Server アプリケーションは、EOS SQL Server データベースも持っています。SQL Server データベースのアップグレードは EMP プロセスの外で処理されるため、データベースを最新バージョンにアップグレードすることが推奨されます。また、Aurora のような AWS 専用のクラウドネイティブデータベースに最新化することもできます。これらのオプションについて詳しくは、こちらをご覧ください。

特定の SQL Server データベースがアップグレードできない場合や、アップグレードによってアプリケーションの機能が損なわれる場合 (互換モードであっても) は、レガシーなバージョンの SQL 用に EMP パッケージを作成し、それを最新の EC2 Windows インスタンスにデプロイすることもできます。

例えば、この EMP デモビデオでは、SQL Server 2000 をパッケージ化して AWS の Windows Server 2019 インスタンスにデプロイする方法を紹介しています。

基本を確認

概要ページで Windows Server 向け EMP の詳細をご確認ください。

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