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全般 開始方法

全般

Q:   AWS IoT Events とは何ですか?

A:   AWS IoT Events は新しい IoT サービスで、企業が継続的に設備や複数のデバイスの障害や動作の変化をモニタリングし、イベントが発生したときに対応するアラートをトリガーするのに役立ちます。AWS IoT Events は、複数のセンサーからのイベントを認識でき、機器の速度低下などオペレーションの問題を特定し、問題点についてサポートチームに通知するなどのアラートを生成します。AWS IoT Events は、AWS クラウドで複雑なイベントを検出するマネージド型サービスを提供します。これには、イベント検知器を定義および管理できるブラウザベースの GUI である AWS IoT Events コンソール、あるいは 2 つのアプリケーションを相互に通信できるようにするコードである Direct Ingest アプリケーションプログラムインターフェイス (API) を介してアクセスできます。 単一のセンサーからのテレメトリに基づいた機器やプロセスの理解は、不可能なことがあります。複雑なイベント検出サービスでは、複数のテレメトリのソースを組み合わせて、機器とプロセスに関する完全な洞察を得ます。AWS IoT Events 内で条件付きロジックと状態を定義して、取り込んだテレメトリデータを評価し、機器またはプロセス内のイベントを検出します。AWS IoT Events を検出すると、Amazon Simple Notification Service (SNS) を通じてアラートを送信するなど、別の AWS サービスで事前定義されたアクションをトリガーできます。

Q:   AWS IoT Events を使用するメリットは何ですか?

A:   AWS IoT Events を使用すると、複数の IoT デバイス、設備のサブシステム、およびアプリケーションで発生したイベントを簡単に検出して対応することができます。 大多数の IoT ユーザーの IoT のデプロイは、多数の独立したセンサーを備えた複数の機器で構成されています。そのようなお客様にとって、重大なイベントが発生した時期を検出するのは困難で、専用のシステムインテグレータの関与が必要なカスタムロジックを作成する必要があります。AWS IoT Events を使用すると、システム全体から簡単かつコスト効率よくイベントを検出し、適切なアクションによって対応することが可能になり、製造効率の最適化や製造品質の向上といった結果につなげることができます。

開始方法

Q:   AWS IoT Events の使用を開始するにはどうすればよいですか?

A:   はじめに、アカウントにサインアップしてください。ログインして、ベルトの速度、モーターの電圧、アンペア、騒音レベルなどの、監視したいテレメトリデータを受信するためのエンドポイントを作成します。次に、単純な「if-then-else」文を記述、およびイベントが発生したときにトリガーするアラートまたはカスタムアクションを選択することによって、検出するイベントを定義できます。AWS IoT Events はステートフルであり、「実行中」、「スタック」、「オフ」など、その時の機器の状態に対応する方法で、入力に反応します。機器の状態を定義し、これに取り込んだテレメトリデータと条件付きロジックを組み合わせることにより、適切な時期に適切な判断を下すことができます。その後、イベントが検出されたときはいつでも、モーターにメッセージを送信してシャットダウンするなどといった事前に構築したアクションを選択できます。

Q:   AWS IoT Events への入力を受け取るにはどうすればよいですか?

A:   AWS IoT Events は、センサーデバイス、管理アプリケーション、AWS IoT サービスなど、多くの IoT テレメトリデータソースからの入力を受け入れます。標準 API インターフェイス (「Put_Signals」API) を使用して、テレメトリデータ入力を AWS IoT Events にプッシュできます。AWS IoT Core を使用してデバイスからテレメトリデータを直接送信するには、AWS IoT ルールエンジンで IoT データを AWS IoT Events に転送するルール (Amazonリソースネーム (ARN) を介して検知器を識別) を作成します。

Q:   AWS IoT Events をどのように使用するとイベントを検出できますか?

A:    AWS IoT Events は、「if-then-else」文などのカスタムの定義済み条件付きロジックを使用して、モーターが動かないなどのイベントを検出します。イベント検知器定義には、評価に使用される入力および条件付きロジック、定義された状態、トリガーするアクションが含まれます。IoT Events 内では、2 つの方法のいずれかでイベント検出を定義できます。一つ目のオプションは、AWS IoT Events コンソールを使用してイベントが発生する条件を定義し、条件が「true」と評価されたときにアクションをトリガーすることです。二つ目のオプションは、「Create_Detector」API を呼び出してプログラムでイベント検出を作成することです。

Q:   AWS IoT Events がイベントを検出した際、どのようにすればよいですか?

A:   AWS IoT Events は、イベントが検出されたときにアクションをトリガーします。トリガーするアクションの多くは AWS IoT Events アクションライブラリで事前定義されているため、アクションは再利用しやすくなっています。AWS IoT Events で使用される一般的なアクションは、Amazon Simple Notification Service (SNS) を使用した通知の送信、AWS Lambda 機能のトリガー、DynamoDB へのレコードの書き込み、AWS IoT Core を介したメッセージの再発行、および AWS Step Functions のワークフローの開始です。 IoT Events を設定するときは、いくつかの入力でパターンを認識するロジックを定義したあとに、トリガーするアクションの種類を選択します。

Q:   カスタムのアクションは作成できますか?

A:   AWS IoT Events には、AWS Lambda で機能をトリガーするというオプションがあります。これにより、サーバーのプロビジョニングや管理を行わずにコードを実行したり、カスタムアクションを作成したりできます。 

Q:   イベントがステートフルの場合、AWS IoT Events と機器の状態はどのように使用できますか?

A:   状態は、機器とプロセスの動作モードです。AWS IoT Events はステートフルであり、「実行中」、「スタック」、「オフ」など、その時の機器の状態に対応する方法で入力に対応します。AWS IoT Events は、入力、状態、条件付きロジックを結び付けてアクションをトリガーします。 ソフトウェア開発者は、グラフィカルコンソールビルダーを使用して状態の間の遷移を定義できます。あるいは、利用可能な API を使用してそれらを定義することもできます。

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